けいたろう

人生に愚直さとユーモアを

「倹約•倹約•倹約」資産を貯める人の合言葉

 
 
 
 
 
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A post shared by たろ金 (@tarokin.toshi_)

億万長者を調査したら質素だった

世界的に有名なある信託銀行が、巨大な資産を持つ人々が

何を望んでいるのかを探り出すために、調査が行われた。

調査対象者は10億円以上の資産を持つ人々です。

取材の間、富豪の皆さんが快適に過ごせるようにと、

おしゃれなペントハウスが1日借りられました。

超高級ケータリング•サービス会社と契約してメニューに

工夫をこらしてもらい、四種類のパテと三種類のキャビアを用意し、

それに合う1970年のボルドーと1973年のカベルネ•ソーヴィニョンを

1ケースずつ用意されました。

最高のもてなしの準備を整えて、富豪のみなさんが来るのを待ちました。 

高級ワインを飲まない富豪

最初に来たのは、69歳の男性でニューヨークの

ど真ん中にビルを何棟か所有するほか、2つの会社を経営し、

自力で資産を築き上げた人物でした。

彼は普段着とでもいうような、よれよれのスーツに

オーバーコートをひっかけてやってきました。

10億円を優に超える資産を持っているとは、とても見えません。

気を取り直して、1970年のボルドーをすすめると、

なんとこう言い放ちました。

 

「私はビールしか飲まんよ。スーパーに売ってるやつで6本いりだ。」

 

調査者はショックを覆い隠しながら対応を続けました。

取材は2時間ほどでしたが、その間中、出席した9人の富豪は

落ち着かない様子で、椅子の上でもぞもぞしていた。

時々テーブルの上のご馳走をチラッと眺めますが、

誰もパテや年代物のワインに手をつけようとしません。

全員がクラッカーにしか手をつけませんでした。

もったいないので、残った食べ物は、調査者ととなりの部屋に

待機していた銀行員たちが全部たいらげました。

銀行員も調査者もグルメであることは間違いないようでしたが、

10億円の資産は持ち合わせていませんでした。

億万長者の最大の特徴

お金持ちの特徴を3つの言葉で言い表せば、

倹約•倹約•倹約です。

辞書で「倹約」とひくと「無駄を省く行動」と出てきます。

倹約の反対語は浪費です。

惜しげもなく、どんどんものを買うライフスタイルを浪費と定義します。

倹約は資産形成の第一歩です。

マスコミは金遣いが派手な人々を取り上げて報道するのが好きです。

新聞や雑誌には、高いお金を稼ぐスポーツ選手などの記事が氾濫しています。

たしかに、スポーツ選手の中には10億円の資産を持つお金持ちもいます。

しかし、稼いでいる額に対して資産が釣り合っていない人がほとんどです。

お金を稼いでも湯水のように使うからです。

これは資産家とは呼ばないのです。

まとめ

マスコミのせいで、若者の頭には「金のある人間は気前よく使う」

「見せびらかさなければ、持っていないのと同じだ」

といったメッセージが刷り込まれています。

テレビや新聞は、派手なライフスタイルの人がいなければ困るでしょう。

億万長者の質素な生活ぶりだけを報道していたら、

テレビの視聴率や新聞の購読率はガタ落ちになるからです。

遮二無二働き、質素で地味な生活を送る億万長者は、

少しもかっこよくないし、観察してもおもしろくないからです。

宝くじに当たったり、クイズ番組で優勝して一夜にして

お金持ちになる人なら記事になります。

しかしそんなことでお金持ちになる人はほとんどいません。

滅多にないことだからこそ、書き立てるのです。

これを読んでいるあなたは騙されてはいけません。

資産を貯めるためには倹約倹約倹約です。

コツコツ学び投資をしていきましょう。

 

ありがとうございました

 

引用参考文献:となりの億万長者

    著者:トマス•J•スタンリー

       ウィリアム•D•ダンコ

     訳:斎藤聖美