けいたろう

人生に愚直さとユーモアを

スマホに支配されない人が知っていること

 

今日は発行部数40万の名著である、教育大国スウェーデンで社会現象となった、

スマホ」から学んだことを書いていこうと思います。

著者は精神科医は傍ら、メディア活動でも有名になったアンデシュ•ハンセンさんです。

それでは早速いきましょう!

人間の脳はデジタル社会に適応していない

現在、大人は1日に4時間をスマホに費やしています。

10代の若者なら4〜5時間ぐらいでしょうか。

このスマホを使うことで私たちの生活に数多くの弊害が

起きていると著者は訴えています。

自動車や電気やスマホは、あなたや僕たちにとってごく自然な存在です。

それらがない世界なんて、今では考えられません。

しかし今のこの社会は、人間の歴史のほんの一瞬に過ぎません。

地球上に現れてから99.9%の時間を、人間は狩猟と採集をして暮らしてきました。

私たちの脳は、今でも当時の生活様式に最適化されているのです。

脳はこの一万年変化していないのです。

この事実が重要な鍵になります。

時間の無駄だとわかっていても、僕たちはスマホを手放すことができません。

手が勝手にスマホに向かう。

何をするにも集中するのが難しくなりました。

ポケットからスマホを取り出すたびに、自分の意思で取り出したと思っているならそれは大間違いです。

FacebookInstagramを運営する企業は、僕たちの脳の報酬系をハッキングすることに成功したのです。

スマホは僕たちの最新のドラッグである

脳をハッキングされているとはどういうことでしょうか。

まず説明の前にFacebook元CEOのショーン•パーカーさんの言葉を引用したいと思います。

 

「できるだけ長い時間その人の注目を引いておくにはどうすればいい?人間の心理の弱いところを突けばいいんだ。ちょっとばかりドーパミンを注射してあげるんだよ」

 

あなたは目につくところになくても、スマホがどこにあるのかを把握しているでしょう。

朝起きてまずやるのは、スマホに手を伸ばすこと。1日の最後にやるのはスマホをベッドの脇に置くこと。

私たちは1日に2600回以上スマホを触り、平均して10分に一度スマホを手に取っています。

なぜこれほどまでにスマホ依存が加速するのでしょうか。

その答えの一つにドーパミンが深く関わっています。

ドーパミンはよく報酬物質だと呼ばれますが、実はそれだけではありません。

ドーパミンの最も重要な役目は私たちを元気にすることではなく

何に集中するかを選択させることです。

つまり、人間の原動力とも言えます。

脳は常に新しいものが好き

人間が知識を渇望するのは不思議なことではありません。

周囲をより深く知ることで、生存の可能性が高まるからです。

その結果、自然は人間に、新しい情報を探そうとする本能を与えました。

この本能の裏にある脳内物質はなんでしょうか。

もうおわかりでしょう。

そう、ドーパミンです。

新しいことを学ぶと脳はドーパミンを放出します。

それだけではなく、ドーパミンのおかげで人間はもっと詳しく学びたいと思うようになるのです。

スマホは新しい知識や情報を絶え間なく届けてくれます。

パソコンやスマホのページをめくるごとに、脳がドーパミンを放出し、その結果、クリックが大好きになります。

しかも実は、今読んでいるページよりも次のページに夢中になっているのです。

サイレントモードでもスマホは僕たちの邪魔をする

スマホには、人間の注意を引きつけるものすごい威力があります。

その威力はポケットにしまうくらいでは抑えられません。

大学生500人の記憶力と集中力を調査すると、スマホを教室の外に置いた学生の方が、サイレントモードにしてポケットにしまった学生よりもよい結果が出たそうです。

ポケットに入っているだけで集中力が阻害されるのです。

またデジタルな娯楽の間を行ったり来たりするのは、情報を効率よく取り入れていると思いがちですが、それはあくまで表面的なもので、情報が頭に入っているわけではないのです。

それなのに続けてしまうのは、ドーパミンが放出されるからです。

おわりに

その他にもSNSの危険性なども紹介したいところですが、長くなってしまったので、スマホ脳からお伝えすることは以上にしたいと思います。

より詳しく知りたい方はぜひスマホ脳を読んでください!

人生をより幸せに生きるためには、スマホに使われるのではなく、使っていきましょう!

 

ありがとうございました。

 

引用参考文献:スマホ

    著者:アンデシュ•ハンセン

     訳:久山葉子

 

 

 
 
 
 
 
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