仕事することからではなく削ることから
どうもたろ金です。
昨日仕事にやる気や根性は必要ない?というテーマで記事を
書かせていただきました。
なぜ必要ないのかそれは仕事は結果を重視しているからです。
結果が全てと聞くと、成績を上げるだけで冷酷なイメージをしがちですが、結果を出すためには人間関係は重要です。
そして幸福度を上げるために仕事をしているので、そこを見失わないようにしましょう。
少し話が脱線しましたが。。
昨日の記事を載せさせていただきました!
そしてその結果を出すためには膨大な量の仕事をこなすのではなく
膨大な量の仕事から本当に答えを出すべき仕事を見極めなければ
ならないと書かせていただきました。
今日はその見極めがなぜ必要なのか具体的に書いていきたいと思います。
生産性の高いと言われる仕事をするためには見極めから始めることが
極意なのです。
何に答えを出す必要があるのかという議論から始めましょう。
そのためには何を明らかにする必要があるのかという流れで
分析を設計していきます。
ただこれは人間の本能に反してアプローチでもあります。
詳細が全くわからない段階で最終的に何を伝えようとするのかを
明確に表現せよと言われたら、きちんとものを考える人であれば
あるほど生理的に不愉快になるでしょう。
よってやっているうちに見えてくるさと成り行き任せが横行しますが
(多くの人が経験しているとおり)これこそがムダが多く生産性の
低くなるアプローチになります。
生産性の高い仕事をするためには仮説を作ることが重要です。
こんな感じのことを決めないとねといったテーマの整理程度で
止めてしまう人が多いですが、これでは不足しています。
いくら時間があっても足りません。
こうしたことを避けるために強引にでも前倒しで具体的な仮説を立てる
ことが肝心なのです。
やってみないとわからないよねといったことは決してしてはいけません。
ここで踏ん張り切れるかどうか、後から大きく影響してきます。
日本の会社では「〇〇さん、新しい会計基準についてちょっと調べておいて」
といった仕事の振り方が多いです。
これではいったいどこまで、どのようなレベルで調べれば良いのかが
さっぱりわかりません。
ここで仮説を考えてみましょう。
「新しい会計基準下では、わが社の利益が大きく下がる可能性が
あるのではないか」
「新しい会計基準下では、わが社の利益に対する影響が年間100億円
規模があるのではないか」
「新しい会計基準下では、競合の利益も変動し、わが社の相対的地位が
悪化するのではないか」
「新しい会計基準下では、各事業の会計管理・事務処理において
何らかの留意点を持つことで、ネガティブな影響を最低限にできるの
ではないか」
このくらいのレベルまで仮説を立てて仕事を与えられれば、仕事を振られた
人も自分が何をどこまで調べるべきなのか明確になります。
答えを出すべきことを仮説を含めて明確にすることでムダな作業が
大きく減ります。
時間は有限ですので賢く使わないといけません。
問題を見極めることでそれが実現できます。
その見極めは難しいですが、少しづつできるようになって
将来のポジションをより良きものにしていきましょう。
ありがとうございました
引用参考文献:イシューからはじめよ
知的生産のシンプルな本質
著者:安宅和人