けいたろう

人生に愚直さとユーモアを

僕たちは見たものが全てになってしまう

どうもたろ金です。

 
 
 
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今日は私たちの意思がどのように決まるかについて

書いていきたいと思います。

何気なく行動している中で私たちはたくさんの選択をしています。

 

ではその選択はどのように決まるのでしょうか。

自分でしっかりと考えて選択している時もあれば

そうでない時もあります。

 

その選択をしているのは私たちの脳の中にある2つのシステムに

よってです。

これをシステム1システム2と呼ぶとすると

システム1はより直感的システム2はより熟慮を要した

考えをします。

 

 以下の記事でシステム1とシステム2について書いてます。

malonchang.hatenablog.com

 

このシステム1システム2は誰にでも備わっているものです。

誰にでも備わっているものですが、利用する割合は人それぞれ違います。

より直感的な人もいれば、物事を毎回深く考えてから行動する人が

いると思いますが、直感的な人はシステム1が優位に働き、深く考える人は

システム2が優位に働いていると言えます。

 

システム2は一般的に怠け者であると言われています。

考えて脳を消費するため動かないよう直感的なシステム1が常に動いている

状態で、緊急時や思考を深めるときに出てきます。

 

システム1に頼ることで起こる問題を書きたいと思います。

次の質問について考えてみてください。

田中さんていいリーダーになれるだろうか、彼、頭が良くて、意思が強い。

 

するとこれを聞いたあなたは、すぐさま答えが浮かんでくることでしょう。

もちろん、エスです。

その時点で入手できたひどく限られた情報に基づいて、あなたはベストな答えを

出したわけです。

 

ですがこれは早とちりというものです。

もしその後に続くのは「でもお金に汚くて、すごく意地悪だけど...」

だったらどうでしょうか。

 

これがシステム1の怖いところです。

システム1にとって自分は正しい判断をしたかどうかの尺度は

ひねりだしたストーリーの守備一貫性であって、材料に使ったデータの

質と量はほとんど気にしていません。

 

情報が乏しい時は(そういう時が多い)システム1は結論に飛びつくマシン

ように機能するのです。

先ほどの例であなたがやらなかったことを考えてみましょう。

 

それは「リーダーとしての資質とはそもそも何か」と考えなかったことでは

ないでしょうか。

システム1は最初の形容詞を聞いたときから、もう勝手に動き始めています。

 

頭がいいのか、大変結構。なになに、頭がいい上に意思が強い。

ますますよろしい。

2つの形容詞だけで作るストーリーは田中さんはリーダーとして最高です。

 

自分が見たものが全てだと決めてかかり、見えないものは

存在しないとばかりに探そうとしません。

この傾向を知ることで立ち止まって考えることができると思います。

 

今回紹介した性質を知ることでこれからはより良い選択をしていけるの

ではないでしょうか。

リーダーを選ぶ時以外にも情報が少なくて直感に頼る時があります。

そんな時は立ち止まって考えてみましょう。

 

ありがとうございました

 

ファスト&スロー 上

ファスト&スロー 上

 

 

 

引用参考文献:ファスト&スロー

    著者:ダニエル・カーネマン