僕は賃貸派です。
どうもたろ金です。
今日は持ち家か賃貸かについて考えていきたいと思います。
みなさんは持ち家派ですか?それとも賃貸派ですか?
僕は断然賃貸派です。
この発言をすると持ち家派の人に怒られそうですが
賃貸派というポジションは譲れません。
職場でもよく自分の家を持っておられる方に
「賃貸はもったいない、自分のものにならない家に
お金を払ってどうするんだ」と言われます。
僕はこの時に住宅ローンを35年間払い続ける
負債マシーンを手に入れてどうするんだと思いますが
口には出さず、お茶を濁しています。
それでは本題に入ります。
まず人生の目標を持ち家、つまり不動産の取得においている人たちは
口を揃えて「家を借りるよりも買った方がいいに決まっている」
と言います。
しかし、なぜそうなのかを満足に説明することはできません。
このことについてシンプルな例で考えてみましょう。
3000万円の金融資産を持ち、なおかつ時価3000万円相当のマンションを
家賃12万5000円で借りている人がいるとします。
これは年間で計算すると家賃は150万円になります。
彼の友人は「1年間に150万円も家賃を払うのはもったいない。
そんな金があるなら家を買いなさい」と口々に忠告します。
これは本当でしょうか。
多くの人が誤解していますが、無駄なことをしているかどうかは
これだけではわかりません。
確かに3000万円の金融資産があるので、即金でマンションを買い取ることができます。
これで年150万円の家賃が不要になりますが
その代わりに3000万円の金融資産がなくなります。
仮にこの金融資産を株式に投資して年6%で運用できているとすると
年間の配当総額である180万円を得る権利を失ったことになります。
年間の家賃と差し引いてもプラス30万円になります。
年150万円の家賃を払って時価3000万円相当の不動産を借りているということは大家に年5%の利息を払っているのと同じことです。
不動産の収益率は年間賃料÷不動産価格で算出できます。
150万円÷3000万円=0.05です。
したがって手持ちに金融資産を5%超の利回りで運用できると考えている
ならどれほど不合理に見えようが高い賃料を払い続けることが正解です。
賃貸か持ち家を決める場合の一つの指標になるのがこの収益率です。
このほかに持ち家か賃貸かを考えるために必要な考え方が
たくさんありますが、それは次回書かせていただきます。
マイホームを持つことは経済的に自由になりたい人にとっては
不利になります。
しかし自分の家という響きには魅力があるのも確かです。
たくさんの情報に触れて持ち家か賃貸かをしっかりと
判断していきましょう。
ありがとうございました
引用参考文献:お金持ちになれる黄金の羽の拾い方
著者:橘 玲