けいたろう

人生に愚直さとユーモアを

成功者は協力を得る

どうもたろ金です。

 

今日も人を動かすについて書いていきたいと思います。

人を動かすを読んで学んだことを実生活の中でやってみると

本当に人が動いてくれました。

 

指示を出して人を動かすという意味ではありません。

人に好かれることで生きやすくなるという表現の方が

あっていると思います。

周りに味方が増えていき、何事も行いやすくなります。

みなさんも是非、人を動かすから学んだことを

生活に活用してみてください。

 

それでは今日は前回の続きである人を変える九原則の

4つ目の原則「命令をしない」からお伝えしていこうと思います。

命令をしないということに関する例をあげたいと思います。

 

教師が教室へどなり込んできました。

「入り口に置いてある車は誰のだ?」

学生の一人が自分のだと答えると、金切り声をあげました。

 

「車をどけろ!今すぐにだ。

 ぐずぐずしていると車に鎖を巻いて引きずりだすぞ。」

確かに悪いのは学生でした。置いてはいけない場所に車を置きました。

 

しかしこの日から、当の学生が反発したばかりか、同じクラスの学生が

ことごとにその教師を困らせ始めました。

学校勤めを不愉快極まりないものにしてしまったのです。

 

「あの車をのけてくれたら、他の車の出入りが楽になるんだが

 どうだろう」と持ちかけていたらその学生は

喜んで車を移して、他の学生まで怒らせずに済んだのではないでしょうか。

 

自主的にやらせる機会を与えるのです。

決して命令はせずに、自主的にやらせる。

そして失敗から学ばせるのです。

 

こういうやり方をすると、相手は自分の過ちを直しやすくなります。

また相手の自尊心を傷つけずに重要感を与えることにもなって

反感の気持ちの代わりに協力の気持ちを起こさせます。

 

5つ目の人を変える原則は「顔をつぶさない」です。

それではまず顔をつぶさないことの大切さがわかる

例を紹介したいと思います。

 

アンナは、入社以来初めて大仕事を命じられました。

しかし企画の段階で大変なミスがあり、やり直しが必要になりました。

この企画についての報告をする予定の会議まで部長との打ち合わせを

する時間はありませんでした。

 

会議が始まり、いよいよ報告する番になった時

彼女は震えが止まりませんでした。

泣き崩れそうになるのを持ちこたえるので精一杯でした。

 

手短に報告をして自分に手落ちがあったので、次の会議までには

やり直した企画を報告する旨の説明をしました。

報告が終わり、部長の怒りの言葉を待ち受けました。

 

ところが部長は労を労い、新しい企画にはミスはつきものだと言い

再企画が正確で有意義なものになることを確信すると述べました。

部長が彼女を信じており、最善を尽くして、なお失敗したのは

能力不足ではなく、経験不足からだと全員の前で言ったのです。

 

会議が終わってアンナは二度と部長の期待に背くまいと心に誓いながら

胸を張って部屋を出ました。

たとえ自分が正しく、相手が間違っていても、相手の顔をつぶすことは

相手の自尊心を傷つけるだけに終わります。

 

フランス航空界のパイオニアで作家のサンテグジュペリは次のように

書いています。

「相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪に陥らせるようなことを言ったり

したりする権利は私にはない。大切なことは、相手を私がどう評価するか

ではなくて、相手が自分自身をどう評価するかである。

相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪なのだ」

 

以上が第4、第5の人を変える原則でした。

もう少しで人を動かす原則が全て出揃います。

1つ1つをものにして一緒にお金持ちになりましょう。

 

ありがとうございました

 

引用参考文献:人を動かす

    著者:デール・カーネギー