けいたろう

人生に愚直さとユーモアを

人は感情で動くということを知る

どうもたろ金です。

 

今日も人を動かす方法を学んでいきましょう。

人は論理の生き物ではありません。感情の生き物です。

最終的な判断は好きか嫌いかになってくるのです。

 

人に好かれてより良い結果を生み出しましょう。

昨日は人を説得する原則の8つ目まで紹介しました。

今日は9つ目の「同情を寄せる」から紹介したいと思います。

 

口論や悪感情を消滅させて、あなたの言うことを大人しく聞かせる魔法の

文句を披露したいと思います。

「あなたがそう思うなら、もっともです。もし私があなただったら

やはり、そう思うでしょう。」こういって始めるのです。

 

どんなに意地悪な人間でも、こういう風に答えられると大人しくなります。

しかも相手の立場になれば、相手と同じ考えを持つことになるので

この言葉には百パーセントの誠意がこもります。

 

アーサー・ゲイツ博士の有名な著書「教育心理学」にこう書かれています。

「人間は一般に、同情を欲しがる。子供は傷口を見せたがる。

時には同情を求めたいばかりに、自分から傷つけることさえある。

大人も同様だ、傷口を見せ、災難や病気の話をする。

ことに手術を受けた話などは、事細かに話したがる。

不幸な自分に対して自己憐憫を感じたい気持ちは程度の差こそあれ

誰にでもある。」

 

相手の考えや希望に対して同情を寄せれば相手はこちらに好意を抱きます。

同情を寄せるだけで人を動かしやすくなるのです。

10個目の原則は「美しい心情に呼びかける」です。

 

解説していきたいと思います。

通常人間の行為には二つの理由があります。

一つはいかにも美しく潤色された理由、もう一つは真実の理由です。

 

真実の理由は他のものがとやかく言わなくても、当人はわかるはずです。

人間は誰でも理想主義的な傾向を持ち、自分の行為については美しく潤色された理由をつけたがります。

 

そこで相手の考えを変えるには、この美しい理由をつけたがる気持ちに

訴えることが有効です。

ビジネスへ応用された例を紹介します。

 

契約期限の4ヶ月前にアパートを引っ越すという男がいました。

普通なら契約書を突きつけて無理に引っ越すというなら契約期間全部の家賃を払っていけと脅したことでしょう。

 

しかしここで心情に訴えかける方法を使いました。

「お話はよくわかりましたが、私はどうしても引っ越されるとは思いません。長い間このみちで苦労した私には、人を見る目ができていますが、あなたは約束を破るような人ではないと見抜いています。

これだけは賭けをしてもいいと思います。」

 

さらに言葉を続けます。

「2、3日後に改めた考えたいただけないでしょうか。それでも考えが変わらないようでしたら、あなたの言う通りにいたしましょう。

あなたは約束を反古にされるような方ではないと、固く信じていますが

互いに人間のことですから、思い違い、考え違いがあるかもしれません。」

 

数日後、その男は自分で家賃を払いにきました。

彼は妻と相談して引っ越しを思いとどまることにしたのです。

やはり契約を実行することが人間として一番大切だと思ったそうです。

 

人は感情の生き物です。

この大原則を理解して応用すれば人生が楽になります。

人を動かす原則を学んで一緒にお金持ちになりましょう

 

ありがとうございました

 

引用参考文献:人を動かす

    著者:デール・カーネギー