思いやりで人を動かす
どうもたろ金です。
今日も人を動かすという名著から人を動かすことについて
学んでいきたいと思います。
人を動かすことは非常に難しいことだと思います。
人は感情の生き物であり、論理の生き物ではないと言いますが
自分自身もそうだからです。
感情で動くことを論理的に理解して実践することは自分の感情を
押し殺すと言っても過言ではありません。
そのために大多数の人は成功できずに終わるのです。
明確な目的を持って日々の自分の感情に負けずに人を動かしましょう。
それでは人を動かす方法をお伝えしていこうと思います。
昨日は人を変える九原則の1つ目の「まず褒める」を紹介しました。
今日は2つ目の原則「遠回しに注意を与える」をお伝えしたいと思います。
人を批判する際、まず褒めておいて、次に”しかし”という言葉を挟んで
批判的なことを言い始める人が多いです。
例えば、子供に勉強させようとする場合に次のようなことを言います。
「お父さんもお母さんもお前の成績が上がって、本当に鼻が高いよ。
”しかし”代数をもっと勉強していたら、成績はもっとあがるよ」
この場合”しかし”という一言が耳に入るまでは激励されて
気をよくしていました。
ところが”しかし”という言葉を聞いた途端に今の褒め言葉が果たして本心だったかどうか疑いたくなるはずです。
勉強に対する態度を変えようとする狙いも失敗に終わります。
”しかし”という言葉を”そして”という言葉に変えると成功に変わります。
「今学期の成績が上がって本当に鼻が高いよ。
”そして”同じように勉強を続ければ代数だって他の科目と同じように
成績が上がると思うよ。」
これで褒め言葉の後に批判が続かないので、素直に耳を傾けるでしょう。
問題点が遠回しに知らされたことになり、期待に応えようと努力します。
批判していればそうはならないはずです。
3つ目の人を変える原則は「自分の過ちを話す」です。
人に小言を言う場合に謙虚な態度で、自分は決して完全ではなく
失敗も多いがと前置きして、それから間違いを注意してやると相手は
それほど不愉快な思いをしなくてすみます。
例えばこんなふうに伝えるのです。
「これはいけないよ。しかし私の失敗に比べれば、これぐらいは
物の数ではないね。初めは間違うのが当たり前だよ。経験を積んで間違いがなくなっていくものだ。私はずいぶん失敗してきたから、小言を言う気にはなれないが、どうだろう、こんな風のやってみれば。」
この伝え方はすぐに小言を伝えるよりも相当の体力を使います。
しかし、これができれば伝えられた側は失敗の改善に
意欲的に取組むはずです。
与える精神を持つことで得るものも多くなるのです。
少数の人しかできない人を動かすということを自分のものにして
一緒にお金持ちになりましょう。
ありがとうございました
引用参考文献:人を動かす
著者:デール・カーネギー