けいたろう

人生に愚直さとユーモアを

住宅ローンでマイホームを買っても資産運用

どうもたろ金です。

 

今日は不動産を持つことについてお話していきたいと思います。

不動産を買ったら、資産運用はそこで終わりと言えます。

これは不動産投資の話ではなく、マイホームの話です。

 

資産運用について述べた本には、必ずと言っていいほど

「財産三文法」が紹介されています。

特定の投資対象に過度なリスクをとらず、資産を預貯金、株式

不動産に三等分して運用しなさいというものです。

 

しかし、もしこの「財産三文法」を実践しようと思ったら

3000万円の家を買うのに、9000万円の資産が必要だということに

なってしまいます。

5000万円の家を買うのに必要な資産は1億5000万円です。

 

日本には、3000万円の不動産を買った人はいっぱいいますが

1億円の資産を持つ人は限られています。

したがって不動産を保有する人の一般的な資産構成は

下のグラフのようになります。

 

https://www.instagram.com/p/CBvTOjPAUxv/

一目でわかるように、資産の大半が不動産で運用されており

リスクが大きく偏っています。

マイホームは夢を買っているという方もいると思います。

 

それは僕は否定しません。

僕も家を持つことは一つの夢だと思っています。

しかし今回は資産運用としてお話しさせていただきます。

 

話に戻ります。

そして不動産に加えて死亡保険金5000万円程度の生命保険に加入し

毎月せっせと高い保険料を払っているというのが、いまだに一般的な

日本人の資産ポートフォリオだと言えます。

 

日本人の人生設計を考えるには、株式よりも不動産と生命保険に

着目しなくてはなりません。

ところが資産運用を説く本といえば、ポートフォリオの大半を占める

不動産投資や、継続的に大きな支出を続けている生命保険は無視し

わずかな金融資産の中だけで分散投資をすすめるものが大半です。

 

分散投資が理論的に優れていると言っても、これではなんの

意味もありません。

資産運用の成否は不動産相場に直結しており、わずかな金融資産で

何をしようが同じことだからです。

 

その上、不動産購入代金の大半は住宅ローンによって賄われています。

資産の3分の2はローンの負債です。

自由に使えるお金は資産全体の3分の1程度しかない状態です。

 

大多数のファイナンシャルプランナーはこうしたケースで

住宅ローンの繰上げ返済をすすめます。

わずかな金融資産を運用したところで大した成果は期待できないので

生活に必要な資金を残して残りはローンの返済に充てた方が合理的と

いうわけです。

 

しかしそうするとポートフォリオの全てが不動産となります。

リスクはますます偏り、不動産価格の下落になす術はありません。

住宅ローンで持ち家を購入した人は、そこで全ての資産運用が

終わっているのです。

 

経済的自由を手に入れるためにはマイホームは後からです。

勉強してお金持ちになってから家を買いましょう。

一緒にコツコツ勉強してお金持ちになりましょう

 

ありがとうございました

 

引用参考文献:お金持ちになれる黄金の羽の拾い方

    著者:橘 玲