相手に伝わる人生を変える話し方
伝え方で人生が変わる
95%くらいの方はいらない話を省けないばかりに、
伝えたいことが伝わらない状態にいます。
さらに伝わっていないことに気づいていません。
少し不要な話を短く伝えられていたら、上司も仕事がやりやすく、
あなたをもっと信頼していたかもしれません。
短く適切に相手の記憶に残せたら、
あなたはもっと充実した日々を送っていたかもしれません。
本当にそれだけ重要なことなのに、上手くできません。
今から伝え方を学び、自分の人生を変えていきましょう。
そもそも話が通じない人は
「昨日部長はああ仰っていましたが、現場ではBという問題があり、だから私としてはこうしたいのですが、Cさんはまた別の意見を持っていてですね...」
このように、ストーリーはおろか、事実と自分の意見を
ただただ羅列しているだけです。
ストーリーを考えようとするなら、「何が大事なのか」
そして「どうしたら相手に伝わるのか」をきちんと考えることが
必要になります。
人はあなたの話の80%は聞いていない
多くの人が誤解しているのは、
「自分が伝えたいことを話せば、人は話を聞いてくれる」
ということです。
そもそも「人は、相手の話の80%は聞いていません」
聞き手はそもそも8割方聞いていないし、理解もしていない。
であれば、それをそもそも理解した上で少しでも相手の頭に残し、
相手が動くためにどうしたらいいか、の勝負になります。
ゴールは何か–理解してもらうはゴールにならない
私たちはつい、ゴールを強く意識することなく、プレゼンの準備を始めます。
すべてのプレゼンは、ゴールを達成するためにあります。
聞き手のことを考え、聞き手をどういう状態に持っていきたいかを
見定めてから、それを実行するために何をすればいいか、
何を伝えればいいのかを逆算で考えていくのです。
- 聞き手が賛成にせよ、反対にせよ、なんらかの意見を表明してくれればいいのか
- 聞き手が賛成してくれたらいいのか
- 聞き手に動いてもらう必要があるのか
というように聞き手が「どこまでやればいいのか」決めるのです。
結局、動かしてなんぼ–きれいに話すのは目的じゃない
プレゼンというと、資料を作って、人前で何かを話す、
その局面だけを切り取って語られることが多いです。
しかし、そうやって人前で何かを伝えるのは手段です。
ゴールは先ほど書いたように、何かしらの形で「相手を動かす」ことです。
いくら資料をきれいに作れたとしても、いくら流暢に話ができたとしても、
相手が動かなければ、全く意味がありません。
なぜプレゼンするのか。
相手が自分が望むゴールにいないからです。
とにかくゴールに動かしていく。
これが求められているのです。
だから「動かしてなんぼ」なのです。
そう考えると、例えばプレゼンに至る前の根回しとか、
そもそも席配置をどうするか、直前の軽い挨拶、
その後のフォローなど、前後のアクションも
トータルで設計していくことが大事です。
とにかく「相手が動くために、できることを全てやりきる」ことです。
次回も相手を動かす話し方について書いていきたいと思います。
ありがとうございました。
引用参考文献:1分で話せ
著者:伊藤 羊一