経済的自由を手に入れるための本当の教え。
お金を増やすシンプル投資の方法
みなさんはどのように資産を増やしていこうとお考えでしょうか。
銀行に預けているだけでは金利は微々たるもので、
投資をしなければいけないことはわかっていると思います。
しかし、投資と聞くと怖いイメージがあり、
複雑で手の出しにくい物だと考えて、最終的には何もしないという
状態になっているかもしれません。
もしくは投資自体にあまり興味を持っていないのかもしれません。
これからご紹介するシンプルな手法を使えば、
投資についてじっくりと考えなくても構いません。
やることはポットが空にならないように水を注ぎ続けるだけです。
それを続けて何年か過ごしていると、ある日、
自分がお金持ちになっていると気づけるというわけです。
その期間に、アクティブ運用を行っている投資家の
82%よりも良い成績を上げることになります。
資産を積み上げるポートフォリオ
「資産を積み上げるポートフォリオ」と名づけることにしましょう。
あなたが投資家として継続してうまくやりたいと思ったとき、
2つの道があります。
昔からのアドバイスに従って、幅広い投資対象にわたって
投資を分散させることです。
長期的な利回りが低くなったとしても、
道を平坦にしてほしいと願うわけです。
これはくだらない考えです。
あなたは若く、大きな目標を持って資産を
増やそうとしているのです。
できるだけ早く「会社に縛られないお金」を築こうとしているのです。
歴史上、最も優れた実績を上げている株式に
集中投資しなくてどうするのですか。
しっかりした気持ちで、気を引き締めて、
嵐の中に踏み出すことを学んでいきましょう。
「すべての卵を1つのかごに入れてはいけない」
という言葉を聞いたことがあると思います。
その変化形として、「すべての卵を1つのかごに入れて、
そのかごを注意して見張りなさい」というのもあります。
これらは忘れてください。
究極の投資は忘れること
あなたに必要なアドバイスは、これです。
「すべての卵を1つのかごに入れて、そのことを忘れましょう」
皮肉なことですが、投資では、保有している資産を見張り、
いじくり回すようなことをすればするほど、うまくいかなくなります。
かごにたくさん詰め込んだら、いったん、
それについて考えることをやめましょう。
目を覚ましたら、お金持ちになっています。
入れるべき「かご」はS&P500です。
これはアメリカの選ばれた500社の公開企業を
所有しているのと同じ意味を持つファンドです。
費用が安いこともあなたの投資にとって有利です。
資産の100%を株式に投資することは、
とても積極的な投資判断だと考えられます。
たしかに積極的です。
「資産を積み上げる」段階では、積極的に行動すべきです。
あなたには投資をする時間がまだたっぷりあります。
この先、投資に追加する資金も生まれてきます。
市場が変動しても気にすることはありません。
パニックに陥ることなく、道を進んでいけるはずです。
もし市場が下落しても、安く買うチャンスです。
まとめ
経済危機は想定された範囲内の出来事でありますが、
それを予測することも、上手いタイミングを捉えることもできません。
投資経験を積む中で何度も遭遇します。
しっかりした気持ちを持っていれば、平然と対応できます。
株式は、株券という紙切れのことではありません。
事業の一部を所有しているということです。
国際的な事業を展開している企業も多く、
世界中のビジネスに参加する機会を与えてくれます。
投資対象の企業には、事業を発展させ、
顧客に喜んでもらおうと日夜努力をしている人々がいます。
株式は歴史上かつてないほどの成功を収めた
強力な投資商品になったのです。
「大きく分散した1つのかごにすべての卵を入れ、
できる時にはさらに追加して、それについて忘れること」です。
道は開いています。
投資をして経済的自由を獲得しましょう。
ありがとうございました
引用参考文献:父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
著者:ジェイエルコリンズ
訳:小野一郎