けいたろう

人生に愚直さとユーモアを

お金持ちは人を動かす

どうもたろ金です。

 

今日も人を動かすについて書いていきたいと思います。

前回は7つ目の人を変える原則を紹介しましたので

今日は8つ目の人を変える原則「激励する」を紹介します。

 

子供や従業員をバカだとか、能無しだとか、才能はないとか

言って罵るのは、向上心の目を摘み取ってしまうことになります。

その逆を言うのです。

 

大いに元気づけて、容易にできると思い込ませて、そして相手の

能力をこちらは信じているのだと教えるのです。

そうすれば相手は自分の優秀さを示そうと頑張ります。

 

激励して能力に自信を持たせるのです。

それでは人を変える九原則の最後の原則を紹介したいと思います。

最後の原則は「喜んで協力させる」です。

 

この原則についての話を紹介します。

ギュンター・シュミットという食料品店を経営する男性がいました。

この経営する店で商品に必ず正札をつける方針を徹底させました。

 

正札がついていないために混乱が起こり、客から苦情がきていたのです。

何度もこのことを係の女店員に指摘して、注意をあたえましたが

あまり効き目はありませんでした。

 

最後にシュミットは彼女を自分の事務所へ呼んでこう言いました。

「今日からあなたを当店全部の正札係の主任になってもらいます。

 しっかり頼みますよ。」

 

新しい責任と肩書を与えられたこの女店員の仕事ぶりはガラリと変わり

自分の任務を完全に遂行するようになりました。

これは子供だましのような気がするかもしれません。

 

しかしナポレオン1世も同じようなことをやっています。

彼は自分が制定したジョン・ドヌール勲章を千五百個もばらまきました。

18人の大将に”元帥”の称号を与えたり、自分の軍隊のことを”大陸軍”と

呼んだりしました。

 

歴戦の勇士を”玩具”で騙したと非難されると彼は

「人間は玩具に支配される」と答えました。

このナポレオンのやり方、肩書や権威を与える方法は、僕たちが

やっても効果があるのです。

 

人を変える必要が生じた場合に次の事項を考えてみるべきです。

1、誠実であれ。守れない約束はするな。自分の利益は忘れ

  相手の利益だけを考えろ。

2、相手に期待する協力は何か、明確に把握せよ。

3、相手の身になれ。相手の真の望みは何か?

4、あなたに協力すれば相手にどんな利益があるか?

5、望みどおりの利益を相手に与えよ。

6、人にものを頼む場合、その頼みが相手の利益にもなると

  気付くように話せ。

 

これで必ず相手から良い反応が期待できるとは限りません。

しかしこの原則を応用しなかった場合に比べると相手を変える

可能性は高くなります。

 

わずか10%でも成功の可能性の確率を高めたとしたら

10%人を変える能力を高めたことになります。

そして、これこそがその努力がもたらす”利益”なのです。

 

以上で人を動かすという名著から学んだことについての

紹介を終わりたいと思います。

コツコツと努力をして一緒にお金持ちになっていきましょう。

 

ありがとうございました

 

引用参考文献:人を動かす

    著者:デール・カーネギー