初めての投資
どうもたろです。
今日は投資のリスクについて書いていきたいと
思います。
リスクが高い、リスクが低いと言いますが
具体的にどんなリスクがあるでしょうか。
損をすることがリスクですが、なぜ損をするのかに
焦点を当てないとまた同じ失敗をしてしまいます。
そして損をする原因となるリスクとしては
市場リスク、信用リスク、流動性リスクがあります。
まず市場リスクですが、これが一般的にイメージされるリスクです。
つまり買った株の値段が下がる、円高になるなど
儲かると思っていたものが予想通りの値動きをせずに
損をしてしまうことです。
次に信用リスクとは、簡単にいうと相手の会社が倒産して
貸したお金が戻ってこないリスクのことです。
相手を信用できないという意味ではありません。
安定した大企業で働いている方はイメージしづらいかも
しれませんが、月々の支払いができなくなって倒産する
会社はたくさんあります。
日本では99.5%以上の会社が中小企業です。
資金に余裕を持って経営している会社は多くありません。
例えばある会社からお金を貸してくれたら来年5%の金利をつけて
返すよと言われたとします。
そこでお金を貸して会社が倒産してしまったら
貸したお金は返ってきません。
これが信用リスクです。
最後に流動性リスクについて説明します。
流動性リスクとは自由に売買できない恐れがある
という意味になります。
自由に売れない、自由に換金できないというのは
非常に厄介な問題です。
自由に売買できない原因はいくつかありますが
規制・ルール上できない場合や取引相手がいないなどが
あります。
例えば定期預金は自由に引き出せませんよね。
またあらかじめ期間が契約で決まっている投資などは
途中でやっぱ返してといっても通じません。
仮に年率20%の利子がつく投資案件があったとしても
投資条件が10年だったとしたら、それまで投資した
お金は預けっぱなしになる。
10年後にはたくさんの利子をつけて返してもらえますが
途中で現金が必要になっても10年後までは
返してもらえないのです。
また取引相手がいない場合も流動性リスクが高くなります。
2006年にライブドア事件で堀江元社長が逮捕された日
ライブドアの株主は一斉に株を売ろうとしました。
ところがこんな時に今が買い時と思う人はいません。
つまり売りたい人は大勢いても買う人がいなかったのです。
そのためライブドア株は数日間取引が成立せず
結局事件前の696円から55円まで一気に下落しました。
これが流動性リスクです。
現金以外の資産は少なからず流動性リスクを抱えていて
売れなくなることもあると認識が必要です。
以上が投資におけるリスクでした。
投資について1つ1つ理解していき
一緒に良い資産運用をしていきましょう
ありがとうございました
引用参考文献:今までで一番優しい経済の教科書
著者:木暮太一